Webライティング・51
売れるキャッチコピー ⑨
大手サイトのルールを目安にする
キャッチコピーの文字数を考えます。 キャッチコピーが短すぎると伝えたいことが伝えきれず、長すぎると焦点がぼやけてしまいます。 「キャッチコピーの長さを何文字にするか」を考えるとき、人気ポータルサイトのキャッチコピーを目安にしましょう。
キャッチコピーの文字数は何文字で書く?
キャッチコピーを作るとき「長いキャッチコピーと短いキャッチコピーは、どちらが効果的なのか?」「Webサイトで最適なキャッチコピーは何文字なのか?」と悩むことがあります。
基本的には「そのキャッチコピーがWebサイトのどの場所に掲載されるか」によって考えるべきだと思います。
Webサイトを制作する際は、製作工程の途中でワイヤーフレームという「枠組み」が作られます。 ワイヤーフレームでは、キャッチコピーの入る場所が指定されています。
決められた枠のなかに長いキャッチコピーを入れ込もうとすると、フォントを小さくしまければなりません。 せっかく良いキャッチコピーができても、フォントが小さくて読みにくくなってしまっては本末転倒です。
長いキャッチコピーを入れたいがために、枠を大きくすることも可能ですが、デザインが壊れてしまうという危険性もあります。 デザインとコピーとのバランスを取りながら、Webサイトを作って行きましょう。
ワイヤーフレームの例
Yahoo!JAPANに学ぶ13文字のキャッチコピー
キャッチコピーの文字数は、人気のあるポータルサイトを参考にすることもできます。
Googleと並び「日本の2大検索エンジン」と言われている「Yahoo!JAPAN」では、
ヤフーニュースのトピックを「13文字以内のキャッチコピーで作る」というルールがあるそうです。 テレビ特集で「Yahoo!JAPANの13文字のキャッチコピー」の話題が取り上げられたことがあります。
第1章の成功法則01にもかきましたが「Webサイトは縦スクロールのメディア」です。
お客様の視線は、Webサイトの上を「縦に縦に」と走っていきます。
視線を横に動かすことは、お客様にとってストレスになると心得ましょう。
視線を横に動かさずに「カシャ、カシャ」写真を撮るかのようにWebサイトを見て、
縦に縦にと進んでいくとしたら、文字数は短いほうが良いです。 「短い」というのは主観によって異なりますので、Yahoo!JAPANを参考に13文字を目安に考えると良いでしょう。
●Yahoo!JAPANの13文字のキャッチコピー
「Yahoo!JAPAN」のサイトをスマホで見てみましょう。
トップページ(すべて)は、13文字を目安としたキャッチコピーが並んでいて、1行に収まってスッキリと見えます。
●スマホで見たときのYahoo!JAPANサイト
人気Webサイトのキャッチコピーの文字数は?
電車の中吊り広告に目を奪われたことはありませんか? 芸能ネタ、スポーツネタ、政治ネタなどいろいろありますが、電車の中吊り広告は秀逸です。 広告掲載料金がとてつもなく高額なので「下手なキャッチコピーは載っていない」と言えるかもしれません。 雑誌のキャッチコピーや、人気Webサイトも同様です。 既に完成されている媒体のキャッチコピーから、「キャッチコピーの作り方」や「キャッチコピーの文字数」を参考にしましょう。
「はてなブックマーク」は13文字×3行以内でキャッチコピーを作っています。
「NAVERまとめ」は16文字×2行以内です。 「Yahoo!JAPAN」は文字だけで勝負していましたが、「はてなブックマーク」と「NAVERまとめ」は、アイキャッチになる画像とキャッチコピーのセットで作られいます。 画像がある場合は、画像の影響によってクリック率が左右されることもありますが、こういったWebサイトの文字数も参考にしてください。
●「はてなブックマーク」は13文字×3行
●「NAVERまとめ」は16文字×2行
スマホアプリのキャッチコピーの文字数は?
パソコンよりもスマートフォンユーザーが増えてきてる状況を考えると、「スマホでどう見えるか」を常に意識する必要もあります。 例えば「SmartNews]のアプリでは、
トップページとカテゴリーページとで、記事の見せ方が異なります。
どちらも長さは10文字前後で、2行〜4行で作られています。 「SmartNews]は一例です。 キャッチコピーの文字数を考えるうえで、スマホでどう見えるかという点も忘れずに考慮していきましょう。
● SmartNewsのトップページ
文字数を少なくするほど、キャッチコピー作りは難しい
「Yahoo!JAPAN」のキャッチコピーが13文字を目安に作られていることは、ひとつの指標です。 お客様が「Webサイトをどんなメディアで見ているか」によって、「またはどんな設定で見ているか」によって「見え方が変わる」ということを理解しておきましょう。
文字数はすくなければ少ないほど、言葉選びが難しくなります。 「どの言葉を使えばお客様の心を捉えられるか」を考えて、「言葉」の1話1話を大切にしましょう。
総括
- キャッチコピーの長さは「どこに掲載されるか」で考えよう
- 「Yahoo!JAPAN」のキャッチコピーの文字数=13文字を目安にしよう
- 人気ポータルサイトのキャッチコピーの文字数、行数も参考にしよう
- スマホでどう見えるかのチェックも忘れずに
引用「WEBライティング 売れる書き方の成功法則64」 ふくだたみこ
今日はこの辺で、
インスタグラムが掲載できるようになりました。
はてなブログの斎藤さん。 有難うございます。
今回の章は文字数は少なかったんですが、画像の処理が大変で、ソフトのレイヤーを屈指しております。
少し大げさですけど、それぐらいがんばりました。
それでは、 デワデワ