Webライティング・48
売れるキャッチコピー ⑥ ハロー効果で権威付けしよう
「東京大学◯◯研究室と共同開発」「◯◯賞を5年連続で受賞」などは、相手が「これはすごい」と納得するような「お墨付き」を利用したキャッチコピーです。
心理学のハロー効果を利用したキャッチコピーは、商品そのものをより素晴らしく見せる効果があります。
ハロー効果を利用した権威付けのキャッチコピーとは
想像してみてください。
電車のなかで、ビジネス誌を読んでいるスーツ姿の男性と、週刊マンガ雑誌を読んでいるTシャツ、短パンの男性がいたとします。 あなたはどちらの男性を「仕事ができそう」と思いますか? 多くの人が「ビジネス誌を読んでいる男性のほうを仕事ができそう」と感じるのではないでしょうか?
上記のような比較の場合、どちらの男性が「仕事ができるか」について、ほんとうのところ(真実)はわかりません。 それなのに私たちは、部分的な特徴(ビジネス誌、スーツ姿)に対して「良い評価」を与えてしまったのです。 心理学的にこれを「ハロー効果」と呼びます。 ハロー効果は、後光効果、光背効果とも呼ばれ、マーケティングにも用いられています。
子どものころから使っていたハロー効果の2タイプ
子どものころ、お母さんにこんなことを言った経験はありませんか?
実は私たちは、子どもころからハロー効果を使ってきました。
子ども :「お母さん、ゲーム買って」
お母さん :「なにいってんの、ダメよ、勉強しなさい」
子ども :「だって、みんなもっているよ」
お母さん :「みんなって、誰よ」
子ども :「クラス委員長の田中君とか、学年でいちばん頭が良い山本君とか、」
子どもは「クラス委員長の田中君とか、学年でいちばん頭が良い山本さん」という優秀な友達の名前を出すことによって、彼らの「権威」を利用しているのだす。
つまり、相手を説得できるだけの「権威のある名称」を出せるかが、決め手になります。
もうひとつ、会話を見てください。
子ども :「お母さん、ゲーム買って」
お母さん :「なに言ってんの、ダメよ、勉強しなさい」
子ども :「だって、みんなもっているよ」
お母さん :「みんなって、誰よ」
子ども :「聞いてみたら、クラス40人中38人ももっていたよ」
子どもは「クラス40人中38人」という圧倒的な人数(クラスの95%という割合)
を示すことによって、「ゲームを買うこと」の意義を母親に伝えようとしています。
「クラス40人中5人」では説得力が足りません。 相手を納得させるだけの「権威」のある数字を示せるかどうかが、決め手になります。 権威付けには、次の2タイプがあります。
●2タイプの権威付け
- 相手を説得するだけの「権威のある名称」
- 相手を納得させるだけの「圧倒的な数字」を示す
「権威付け」のキャッチコピーの例 ①
「権威のある名称」を出す
例 「権威のある名称」による権威付けの例
「高級ホテル」「アカデミー賞」「皇室」「モンドセレクションの最高金賞」という名称を書くことによって「こんなすごいところのお墨付きがある」と権威を与えています。 「さぞ高級なんだろう」「さぞ素晴らしいのだろう」「さぞ作りがしっかりしているのだろう」などという印象が出ます。
商品やサービス等に対して良いイメージを強めることができれば、権威付けのキャチコピーとしては成功です。
「権威付け」のキャッチコピー ②
「圧倒的な数字」を示す
例 数字による権威付けの例
- 100万人がおいしいと言ったドレッシング
- ユーザーの8割がリピートしているチョコレートケーキ
- 老舗和菓子店で80年使用している黒糖
- 楽天ランキングで3ヵ月連続1位
「100万人」「8割」「80年」「3ヵ月連続1位」のところに数字がはいっています。
「こんなにたくさんの人がおいしいと言っているドレッシングなのだから、さぞおいしいだろう。 私もおいしいと感じるはず」という想像ができます。 「8割リピートしている」というコピーもおいしさを確信させる言葉です。
「老舗和菓子店で80年使用している黒糖」は「老舗和菓子店」という名称でも権威付けを行い、さらに「80年」という数字でも権威を与えています。
「楽天ランキング1位」よりも「楽天ランキング3ヵ月連続1位」の方が強いキャッチコピーになりますので、数字を複数使える場合は積極的に入れ込みましょう。
例えば、数字を3回使おうと思うと、以下のようなキャッチコピーになります。
例 数字による権威付けの例
楽天ランキング1位
↓
楽天ランキングで3ヵ月連続1位
↓
楽天ランキングで3ヵ月連続、店舗数3,000店中1位
❢ 有名な賞、大きい賞、1位にこだわらない
「賞の名称だけ」「◯位」だけでもキャッチコピーになる
◯◯賞受賞と書くときに「こんな無名な賞でも書いていいのかな?」と不安になることがあるかもしれません。 「有名な賞を受賞した」と書けばベストですが、有名な賞を受賞するまで待っている必要はありません。
例えば、インターネット通販の「楽天市場」には「年間MVP」「エリア別MVP」「月間MVP」「週刊MVP]などがあります。 ジャンルも「食品」「日本酒・焼酎」「ワイン」「ビール・洋酒」「水・ソフトドリンク」「ゴルフ」「スポーツ・アウトドア」など30以上に分かれています。 他にもメールマガジン賞、スマイル賞、あす楽賞などがあり、お客様の立場から考えると、どの賞がどのくらいの難易度で、どのくらい価値のあることなのかよくわかりません。
お客様が購入するときに感じることは「賞の大きさはよくわからないけど、楽天で賞をもらっているお店だから安心だ」ということです。 店舗側としては「小さな賞だから」と謙遜する必要はありません。 Webサイトの目立つところに、受賞バナーを掲載して、権威付けに役立ててください。
また順位も「『1位』じゃないのに書いてもいいのかな?」と不安に思った場合も同様です。 「1位」がベストですが、「2位」「5位」でも書かないよりは書いたほうが権威付けにつながります。 以下の例のように「ついに」「急上昇」などと勢いのつく言葉を加えるなども検討してみましょう。
例 コピーに勢いを付ける
ハンドクリーム
↓
楽天ランキング5位! ハンドクリーム
↓
楽天ランキングでついに5位まで急上昇! ハンドクリーム
❢ 二つの言葉で権威付け
例
東京大学◯◯研究所との共同開発
「東京大学」は日本の学力トップの大学です。 頭の良い人たちと一緒に開発した商品なら「きっと良いものに違いない」というイメージがわきます。 さらに「◯◯研究所」と書くことによって、より具体的でリアリティーのあるキャッチコピーになっています。
「研究所」と書けば「東京大学の学生がひとりで思いついた」ものではなく「教授と複数の学生がチームとなって研究した」という印象が出ます。 東京大学◯◯研究所との共同開発」というキャッチコピーは「東京大学」と「◯◯研究所」という2つの言葉で権威付けしている例です。
ひとつのキャッチコピーのなかに、権威付けの言葉を複数入れると、キャッチコピーにリアリティーが増し、キャッチコピーとしてのパワーが高まります。
❢ 適切な人、団体名で権威付け
「適切な権威付け」ができている例として、ドクターシーラーボのキャッチコピーを紹介します。
例 適切な権威付けの例
皮膚科の専門家がつくったメディカルコスメのスキンケア(ドクターシーラボ)
基礎化粧品は、たくさんのメーカーから売り出されています。 他社との差別化を行うために、ドクターシーラボは「ドクターとの共同開発」を行っています。
そのとき「皮膚科専門家」と組んでだという点が大事です。 「東京大学◯◯研究室」との共同開発でも良いですが、販売する商品が皮膚科に直接付ける化粧品のため「皮膚科の専門家」と組んだほうが、より安心感が出せるのです。
権威付けのキャッチコピーを作るときは「商品にどんな権威を与えるのが最適か」を吟味することが大事です。
❢ 権威付けには証拠が必要
権威付けのキャッチコピーを書いたら、その証拠になることも付け加えましょう。
「◯◯賞を受賞した」のであれば、受賞式の写真や受賞バナー等を掲載することが可能なはずです。 「◯◯人が絶賛」と書くのであれば、絶賛している声を数人でも良いので掲載しましょう。 アンケート結果を掲載するも効果的ですし、動画インタビューを掲載できるとリアリティーが増します。 実験結果などのデータがあれば、より信ぴょう性が増します。
権威付けのキャッチコピーは買い物を迷っている人に安心感を与え、売り上げアップに貢献します。 お客様を裏切らないためにも、証拠となるものを一緒に掲載できるとベストです。
適切な権威付けで
信頼性アップのキャッチコピーを作ろう
権威付けのキャッチコピーを作るときは、「権威のある名称」を出す方法と、「圧倒的な数字」を示す方法の2種類があります。 適切な権威を使って、お客様に信頼感、安心感をもってもらうように心がけましょう。
総括
- 心理学のハロー効果を利用した権威付けのキャッチコピーを掲載しよう
- 外部の権威を借りることによって、より素晴らしい商品に見せることが可能
- 大きな賞だけでなく、小さな賞も権威付けになる
- 権威付けのキャッチコピーには、証拠になる事実も掲載できるとベスト
引用「Webライティング 売れる書き方の成功法則64 ふくだ たみこ」
今日はここまでです。
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Webライティング・47
売れるキャッチコピー ⑤ あるあるネタで共感を誘おう
情報化社会で、たくさんの情報があふれています。 私たちは自分に関係ないことを聞き流す「スルー上手」になっています。 逆に考えると「自分に関係がある(自分ごと)」情報だけが、お客様にキャッチされるのです。 自分ごとと思ってもらうためには「共感」してもらうのが近道。 商品やサービスを売り込むのではなく、共感してもらって、そこから興味をもってもらいましょう。
「あるある探検隊」に学ぶ「共感」の居心地の良さ
日常生活のなかで、誰でも体験したことがあるような「あるあるネタ」。
「あるある探検隊、あるある探検隊」のリズムに乗せて、次のようなネタを行いブレイクした「レギュラー」というお笑いコンビを知っていますか?
- 高級料理ではらこわす
- 質問したのに怒られる
- 夢はあるのに職が無い
- 遊びの途中でムキになる
- とにかく叩いて物直す
「あるあるネタ」は、誰でも一度は体験したことのある共通点。 自分が実際に体験したことがなかったとしても「そういうことって、ありそうだよね」と想像できる範囲であれば「あるある」と共感してもらえます。 何気ない日常の出来事ですが「他の人も同じ体験をして、同じことを感じている」と知ることによって、安心感や居心地の良さを感じます。
このように「共感」は、人の興味、関心を引き、コミュニケーションを育むきっかけになります。 Webサイトには、お客様に共感してもらえるようなキャッチコピーを掲載しておきましょう。
「共感できますか?」あるあるネタのキャッチコピーの例
あるあるネタで作られたキャッチコピーの例です。 人によって共感できる、共感できないはあると思いますが、思わず共感して、クリックしたくなるようなキャッチコピーを並べてみました。
例 1
食事の片づけ、めんどくさい・・・
(トクラス株式会社)
主婦が共感しやすいキャッチコピーです。 「そうそう、そうなのよ」と共感した主婦がクリックすると、システムキッチンのWebサイトが表示されます。食後の片づけが楽になる「食器洗い乾燥機付きのシステムキッチン」をみせるような導線が作られています。
例 2
亭主元気で留守がいい
(大日本除虫菊株式会社)
ドキッとするキャッチコピー、皮肉めいたキャチコピーとしてヒットしました。
長年連れ添った夫婦のなかには「亭主といっしょにいる時間が苦痛」と感じる妻もいます。 だからといって「亭主」が病気になっても困ります。 元気で、外で働いて、しっかり稼いでほしいという主婦が「そういう気持ち、あるある」と共感するキャチコピーになっています。
例 3
女子トイレがとっても混雑しているのは、落ちやすい口紅にも責任があるとおもいます
(コーセー)
オフィスに勤める女子社員の「あるあるネタ」です。 会社の女子トイレは、昼休みに限らず、いつも混んでいるもの。 なかには、化粧直しのためだけにトイレを利用する人もいるのです。 特に口紅は、飲み物を飲んだり、お菓子を食べたりするだけでも落ちてしまいがち。 「口紅が落ちにくければ、化粧直しの回数も減って、トイレの混雑しなくなるかもしれない」というキャチコピーで、女性たちの共感を誘っています。
例 4
はやい、うまい、やすい
(吉野家)
忙しいビジネスパーソンの気持ちを代弁するようなキャッチコピーです。
仕事で忙しいビジネスパーソンは、ゆっくりランチを食べている時間がありません。
「少ないお小遣いしかもっていなくても、おいしいランチが食べたいよね」と考えるビジネスパーソンの共感を得ることをねらったキャチコピーです。
上記の例のように、共感のキャッチコピーを作るときは「誰に共感してほしいのか」を考えることが大事です。 「食事の片づけ、めんどくさい・・・」というキャッチコピーは、学生よりも主婦からの共感が多くなるでしょう。 「はやい、やすい、うまい」は、富裕層の主婦ではなく、男性会社員の共感を得やすいのです。
共感マップを使って、共感キャッチコピーを作ろう
あるあるネタのキャッチコピーを作るためには、お客様がどんなことに共感するのかを知らなければ作れません。 共感マップというツールを使ってみましょう。
次ぺージに掲載した中央のイラストのところに、お客様のイメージを想定します。
そのお客様がどんな思考をしているのかを考えていきます。
例えば、英会話スクールのキャッチコピーを考えるときに、次のページのような共感マップを描いてみました。 中央には、ターゲットとなる入社2年目のビジネスパーソン。 以下の視点で、お客様の心を探っていきます。
● 共感マップの視点
- 何を見ているか
- 何を聞いているのか
- 何を考え、何を感じているのか
- 何を言って、どんな行動をしているのか
- 顧客の痛みとは何か
- 顧客の得られるものは何か
● 「共感マップ」の作成例
何を考え、何を感じているのか?
- 海外出張がある会社に入社して2年そろそろ海外出張に行きたい
- 英語がペラペラになりたい
- 同じ部署に英語ができる後輩が入ってきた、焦る
- 学生のころ、もっと勉強しておけばよかった
何を見ているのか?
何を聞いているのか?
- 「英語がしゃべれるのって、カッコイイ」
- 「英語くらいできないと、社会人としてダメじゃない?」
- 外国の音楽を聞いている
- Podcastで英会話を聞いている
- 海外出張、海外赴任の楽しさ、やりがいについて上司や同僚から話を聞いている
何を言って、どんな行動をしているのか?
- 「英会話、できるようになりたい」
- 「英会話は苦手だったけど、がんばるぞ」
- 短時間で英会話が上達する方法を探している
痛みを与えるもの
- 聞き取れない英語で、外国人に話しかけられること
- 社内の英語重視の風潮
- 英単語がなかなか覚えられない
得られるもの
- 少しずつではあるが、英語がわかるようになってきた
- 字幕をみなくても、外国映画がみられるようになってきた
- 外国人の友だちができた
お客様の内面を具体的にイメージできると、以下のようなコピーが浮かびます。
例 共感マップをもとに作成したコピー
- 英語ができる「カッコイイ」男になりたい!
- 英語ができる後輩の存在に、ひやひゃしていませんか?
- 英単語が覚えられなくても大丈夫!しゃべって上達、聞いて上達する英会話スクール
- 中学のころ、もっと英語と勉強しておけばよかった・・・とお嘆きのあなたへ
これらのキャッチコピーは、すべて「共感マップ」に書かれた言葉をもとに作ったキャッチコピーです。 逆にいうと、共感マップを描かなければ、これらのキャッチコピーをつくるのは難しかったと言えます。
お客様を具体的にイメージすることによって、お客様がどんなことに共感するのかが見えてきます。
ノスタルジーと郷愁で「あるある」を狙おう
初めて出会った人と仲良くなるときに、子どものころに流行った遊びや歌、好きだった歌手や映画などの共通点を見つけることはありませんか? 私たちは、過ぎ去った過去を懐かしく思い出す気持ちを持っています。 昔話で盛り上がって気持ちが和み、ほっとする瞬間があるものです。
私の世代で言うと、ベーゴマ、石けり、竹馬、缶蹴り、竹とんぼ、ビー玉、メンコなどが子どものころに流行った遊びです。 「昭和生まれ」というだけでも、親しみを感じます。
テレビ番組の「秘密のケンミンSHOW」が長寿番組になりつつあります。 故郷の「あるあるネタ」を語り合う番組が多くの人の支持を得ていることからも、「故郷を思いやるキャッチコピーが心に響くのでは?」ということがわかります。
例 郷愁を誘うコピーの例
Ⓐ 丸いちゃぶ台の前で待っていた。母さんが作る味噌汁の味
Ⓑ 10円にぎりしめて駄菓子屋さんに行くようなワクワク感を再び
Ⓒ キン消しを夢中で集めていた当時の男子に!
Ⓐのキャッチコピーは、昭和初期のころを思い出させるキャッチコピーです。
昭和初期のころは、丸いテーブルを食卓として利用する家族が多くありました。
母親が作る味噌汁の味を思いだし、家族そろって食事をするシーンを思い出し、
共感を誘います。
Ⓑのキャッチコピーは、ワクワク感を共感させるために作ったものです。
1個1円、3円、5円などで駄菓子が買えた時代。 10円もっていれば、複数のお菓子が買えました。
ゲームセンターなどもなかった時代。10円握りしめて駄菓子屋さんに走っていったときのワクワク感を思い出させる人にとって、このキャッチコピーは「すごく楽しみで、興奮するようなワクワク感」として伝わります。
Ⓒに出てくる「キン消し(キン肉マン消しゴム)」は、1980年代に流行ったグッズです。 消しゴムとして使うのではなく、いろいろな種類のキン肉マンのキャラクターを集めて遊ぶのが流行りました。「キン消しを夢中だ集めていた当時の男子に!」と呼びかけたら「はい」と多くの男性を振り向かせることにできるキャッチコピーです。
誰に共感させたいかをピンポイントで決めて、共感させよう
共感のキャッチコピーを作る際は「誰に共感させたいか」を考えることが大事せす。
「誰に共感させたいか」が決まれば、その人が「何を考えているか」「どんなことに興味があるか」「どんな言葉に反応しやすいか」が具体的になってきます。 情報がスルーされやすい時代です。 「自分に関係があることだ=自分ごと」と思ってもらうために、共感のキャッチコピーを作りましょう。 「誰にでも響くように」と万人受けを狙うのはNGです。 誰かひとりをピンポイントで狙って、その人になんと言ったら「共感してもらえるか」と考えましょう。
総括
- 日常生活のちょっとした出来事を「あるあるネタ」にして、共感されるキャッチコピーを作ろう
- 共感マップで、お客様の関心事を具体的に探ろう
- 共感してもらうためには「誰に共感してほしいのか」を決めることが大事
- ノスタルジーと郷愁で共感を誘おう
引用「Webライティング 売れる書き方の成功法則64 ふくだ たみこ」
今日はここまでです。
本日のインスタグラ
まだ成長しています☘️#パキポディウム #ビスピノーサム #コーデックス #塊根植物
今回の章の文字数4,200、疲れたー‼
Webライティング・46
売れるキャッチコピー ④ 数字をいれてリアリティを出そう
「たくさんのリピーターから喜びの声が」と書くよりも「300人のリピーターから喜びが」と数字を入れたほうが、インパクトが強く、リアリティー(真実味)もあります。「数字を入れられる場所はないか?」と考えて、積極的に数字入りのキャッチコピーを作りましょう。
「長年」ではなく「80年」と数字をいれる効果とは?
カゴメの野菜ジュースには、次のようなコピーが付いています。
例 カゴメ「つぶより野菜」のコピー
カゴメが80年間
つくりたくて
つくりかくて
仕方がなかった
野菜ジュースです。
「長年」とか「時間をかけて」とか「創業以来ずっと」などと書かずに「80年」という具体的な数字を入れたほうがインパクトが強く、リアリティーも生まれます。
このキャッチコピーは、Webサイトのファーストビューとしても使われています。
一瞬で人を引き付ける力のある、数字入りのキャッチコピーの好事例です。
80年というリアリティーのある数字を入れたことによって、お客様は「80年前からこだわりつづけ、研究、開発を行い、ついにできあがった野菜ジュース。
「きっとおいしいに違いない。 きっと健康に良いに違いない」というところまで想像します。
「80」という数字は、他のひらがな、漢字、カタカナ文字よりも見た目に目立ちますので、5行にわたる文章が書かれていても、多くの人が「80」のところに目がとまります。 「目立つ」「目にとまりやすい」という点でも数字入りのキャッチコピーは効果的です。
「6,000mg」か「6g」か? 数字を大きく見せるコツ
数字の表記の仕方によって、数字を実際よりも大きく見せたり、小さく見せたりすることが可能です。ドクターシーラーボのサプリメントのキャッチコピーには「6,000mg」という表記で書かれています。
一袋でビタミンC
たっぷり6,000mg
「6,000」という数字が大きいので、とても多くのビタミンCが入っているように見えますが、単位を変えれば「6g」です。 比較してみましょう。
一袋でビタミンCたっぷり6,000mg
一袋でビタミンCたっぷり6g
どちらのキャッチコピーが「ビタミンⅭたっぷり感」が出ていますか? 「6g」と書くよりも、「6,000mg」と書いたほうが「たくさん入っている」という印象を与えますよね。 大きく見せたいときは、数字の行数を増やす努力をしましょう。
❢ 計算式を工夫して、数字を大きくする
サントリーに「極の青汁」のバナーでは「一億杯突破」という大きな数字が目を引きます。 日本の人口が一億二千万ちょっとですから、一億杯というと日本の人口に近い数字です。 「一億」の下に注釈があり「一杯に一包使用」と書かれています。
一箱30包入りや90包入りがあるので、箱数で計算すると「1億」には至らない数字になるでしょう。 「何箱売れているか」「何人が飲んでいるか」ではなく「何杯」で計算したことによって、キャッチコピーの破壊力が大きくなっています。
「3万円」か「1日たったの166円」か?数字を小さく見せるコツ
数字を小さく見せたいときには、大きくみせる場合と逆なので、小さい数字を使用することが大事です。 「VC6000マルチビタミン」の例では、「6,000mg」と書くよりも「6g」と書いたほうが数字が小さいので、含有量も少なく見えます。
さらに次のように工夫することによって、お客様が感じる印象を小さく、安くすることも可能です。
● 数字で安く見せる
この美容液の価格は、1本 30,000円
↓
この美容液の価格は、1本 3万円
この美容液の価格は、1日166円
↓
この美容液の価格は、1日たったの166円
通販番組を見ていると、プレゼンターが「驚きの価格」「脅威の◯◯円をついに実現」
「なんと◯◯円です」などと語っています。 「いままでいくらだったのか」「ほんとうはいくらなのか」をしらなくても「なんだかすごく安そう」と感じてしまうのは「驚きの」「脅威の」「なんと」などの言葉がもたらす印象です。 必要に応じて、このような形容詞、副詞を加える表現も利用してみてください。
買い物の決め手になる「数字」を積極的に使おう
トレンド総研が2014年に「消費者のモノの選び方」に関するレポートを発表しました。
これによると「購入の際に”数字”を決めてにしている人が8割」というデータがあります。 20代から60代の男女500名を対象に行った調査です。 価格表記、容量、有効成分量など、数字を決めてに購入している人が多いということがわかりました。
驚いたことに「その数字の信憑性を確かめる」と答えた人は3割。 7割の人は「信ぴょう性の確かめ方には自信がないけれど、商品を購入している」とうことがわかりました。 つまり「数字が書いてある方が、なんとなくよさそう」という心理が働き、その心理はお客様を購入に至らせる力があるということです。 キャッチコピーを作る際、「数字を入れることができないか」という視点をもつようにしてみましょう。
「◯%OFF」「◯倍」「◯人が購入した」などでもOKです。
数字を入れよう、さらに数字の見せ方を工夫しよう
「たくさん」「はやい」「重い」などは漠然としていて、読む人の感覚によってイメージする数字が変わってしまいます。 キャッチコピーに数字を入れて「たくさん→100個」「はやい→時速100キロ」「重い→1トン」と具体的に表記しましょう。
数字を入れると、信ぴょう性も高まります。 数字を大きく見せる、小さく見せる工夫も行いましょう。
総括
- 「たくさん」「多くの」などの漠然とした表現をやめて、具体的な数字を使おう
- 表記の仕方を変えれば、同じ数字を大きく見せたり小さく見せたりすることが可能
- 数字は買い物をするときの「決め手」になる。積極的に数字入りのキャッチコピーを使おう
今日はここまでです。
引用「Webライティング 売れる書き方の成功法則64 ふくだたみこ」
昨日のインスタグラム
台風が近づいてきています。 皆さんも植木鉢が倒れたり転がっていかないようにしてあげましょう。 せっかく夏の間に成長した植物達を大けがしないように、しまってあげてください。 私もいつぞやの台風の時に葉は破れて枝は折れるなどの被害にあいました。 致命的な被害にならないことをお祈りいたします。
デワデワ
Webライティング・45
売れるキャッチコピー ③ お客様に問いかけよう
人間の脳には反射神経が備わっていて、質問されると瞬間的にその答えを探そうとします。 また、答えがわからないと気持ち悪い状態が続くため、答えをしるためにキャッチコピーをクリックして、その先へと進もうとします。 問いかけのキャッチコピーは、インターネット上でお客様に行動させるために効果的です。
脳の仕組みをキャッチコピーに活かそう
質問です。
質問:中学生のころ、好きだった芸能人は誰ですか?
質問:98+3 答え、わかりますか?
読みながら「そういえば、私は中学校のころ、● ● さんが好きだったな」とか「足し算?答えは101だけど・・・」と、答えを探そうとしましたか?
人間の脳には反射神経が備わっていて、質問されるとその答えを考えて解答したくなるようにできています。 脳のそういった性質を利用して、問いかけのキャッチコピーを作りましょう。 断定的な文章は、右の耳から左の耳へと通過してしまうことも多いですが(スルーする)、問いかけのキャッチコピーは、脳が一度キャッチして、反応しようとするのです。
- 断定的な文章は、脳がスルーしてしまう
- 質問されると、脳は一度キャッチして答えを考え始める
問いかけのキャッチコピーの作り方
問いかけのキャッチコピーの作り方は簡単です。 文末を疑問形にするだけで出来上がり。 断定的に言い切るのではなく「~とは?」「~ですか?」と疑問形で問いかけてみましょう。 さらに「なぜ~なのか?」「~の理由とは?」「~の真実はいかに?」などとバリエーションをもたせてみましょう。
例 1
国産の材料100%で作る、話題のチーズケーキ
↓
国産の材料100%で作る、話題のチーズケーキとは?
例 2
心に響くキャッチコピーの作り方
↓
心に響くキャッチコピーの作り方をしっていますか?
例 3
100キロマラソンの疲れない走り方
↓
100キロマラソンの疲れない走り方 疲れが残らない理由とは?
例 4
オール2だった田中君の成績が、3ヵ月でオール4まであがった
↓
なぜ、オール2だった田中君の成績が、3ヵ月でオール4まであがったのか?
文末を「言い切る形」「断定」にしないで「質問形式」「問いかけ形式」に変えるだけで、読む人の気持ちを引き付けるキャッチコピーになります。
広告のバナーのクリック率を上げるキャッチコピー
「あれ? なんだっけ?」と、なにかを思い出せなくて、気持ち悪い思いをしたことがありませんか? 脳は「わからない状態のまま」でいると不安定になり、落ち着かない状態に陥ってしまいます。 こういった脳の性質を、広告バナーのキャッチコピー作りに活用しましょう。 例えば、バナーに問いかけのキャッチコピーを入れ、その答えをWebサイトに掲載しておきます。
「英会話が上達する3つの方法とは?」という質問形式のキャッチコピーをみると、脳は、「英会話が上達する方法って、どんな方法があるかな?」と答えを考え始めます。
答えを知りたい、答え合わせをしたいために、そのキャッチコピーをクリックしてその先を見ようとします。 バナー広告の問いかけのキャッチコピーを掲載し、クリックした先のWebサイトに、答えと関連商品を掲載しておくという販促方法の例です。
❢ お客様に警戒されない親切なキャッチコピー
英会話教室が「無料体験への申し込みを増やしたい」と戦略を練っています。「今スグ無料体験にお申込みください」とバナー広告に書いた場合、「英会話教室に申し込もうと思っていた」という人にとっては良いキャッチコピーですが、「英会話、そろそろやらなきゃ」「英会話、どうやって勉強しようかな」という段階で、まだ英会話教室に行くことまで考えていない人にとってはどうでしょうか? 「英会話教室に行くのは抵抗がある」という気持ちで、バナー広告をクリックしない可能性が高いです。
「英会話が上達する3つの方法とは?」ついうキャッチコピーは、お客様に「売り込まれているような」感覚を与えません。 むしろ、上達方法を教えてあげるという親切なキャッチコピーです。 バナー広告はクリックされてこそ価値があるもの。
問いかけのキャッチコピーを使うことによって、お客様に警戒されることなく、自然とWebサイトへ誘導することができるのです。
「~です」と言い切らずに「~ですか?」と問いかけてみよう
「質問されると答えたくなる」脳の仕組みを利用して、いろんな形で問いかけてみましょう。 キャッチコピーはお客様に注意を与えて「ん?」と立ち止まってもらうことが目的です。 言い切りの文では、スルーされてしまうので「~ですか?」「~ではないですか?」などと問いかけて、立ち止まってもらうように心がけましょう。
総括
- 質問されると答えたくなるという脳の仕組みを利用しよう
- 問いかけのキャッチコピーは作り方が簡単!量産してみよう
- 問いかけのキャッチコピーは、お客様に警戒心を抱かせない親切なキャッチコピーになる。ゆえにバナー広告に向いている
引用「Webライティング 売れる書き方の成功法則64 ふくだたみこ」
今日はここまでです。
本日のインスタグラム
マミラリア 白珠丸 うちにきてもう4年、来た時から子株が2つありました。
今でもありますが全然成長していません。 春に植え替えします。
独特の容姿の白いサボテンだがピンク色の花も咲かせます。
また咲いたら写真を掲載します。
デワデワ
Webライティング・44
売れるキャッチコピー ② お客様の悩みを解決しよう
インターネットで検索し、何かを買おうとしている人は「もっとハッピーになりたい」というプラスの欲求、または「抱えている悩みを解決したい」というマイナスの欲求があります。 マイナスの欲求を満たすためのキャッチコピーでは「こんなことに困っていませんか?」ということを描きましょう。
悩みを解決したいというマイナス(マイナス回避)の欲求
成功法則43に書いた通り、インターネットでものを購入する行為には「強い欲求」が必要になります。
強い欲求は、次の2つのタイプに分けることができます。
- 強い欲求のタイプ
タイプA もっとハッピーになりたい、誰かをハッピーにしたいという欲求
本書では「プラスの欲求」と呼びましす
タイプB 悩みを解決したい、痛みや苦しみから逃れたいという欲求
本書では「マイナスの欲求」と呼びます
タイプAの人を動かすキャッチコピーについては成功法則43を参考してください。
タイプBの人は、今までに悩んでいることや、痛みや苦しみを抱えていて、それを解決してくれる商品、サービス、方法を探しています。 そういったお客様に対して、Webサイトでは次のようなキャッチコピーを用意しておきましょう。
例 マイナスのキャッチコピー
Ⓐ 初対面の人とうまく会話ができなくて、こまっていませんか?
Ⓑ 良いセミナーを企画しても、集客ができなかったらどうしよう?
Ⓒ 野菜を食べてくれないお子さま、そのまま大きくなってもいいですか?
Ⓓ ビジネスメールの書き方が、自己流だと危険です
Ⓔ 1日5時間以上パソコンに向かう仕事、目にストレスはありませんか?
Ⓕ 「海外留学をしたいけどお金がない」と悩んでいませんか?
どのキャッチコピーも、お客様の困りごと、悩み、不安などをズバリ指摘するようなキャッチコピーになっています。 例えばⒶは、人見知りで消極的な性格の人に対して「初対面の人と会ったとき、なにを話したらいいかわからなくて、困っていませんか?」と呼びかけ「そういうことってありますよね」と優しく寄り添うようなキャッチコピーになっています。 このキャッチコピーをクリックすれば「私の悩みを解決する答えがあるかもしれない」という期待をもたらせるようなコピーです。
Ⓓは「良いセミナーを企画しても、集客ができなかったらどうしよう?」と、誰かの心の声を代弁するようなキャッチコピーです。 「私と同じ気持ちだ」「どうして私の気持ちがわかったの?」と共感したお客様が、このキャッチコピーに引き付けられることになります。
Ⓑの「ビジネスメールの書き方が、自己流だと危険です」と言い切る形で、多くのビジネスパーソンへの問題提起を行っています。 自己流でメールを書いていた人は、このコピーにドキッとして「このままだと危険だ。どうすればいいんだろう」という気持ちで、このキャッチコピーをクリックすることになります。
マイナスのキャッチコピーの作り方
マイナスのキャッチコピーは、お客様の視点にたって「この商品は、お客様のどんな悩みを解決できるだろう?」と想像してあげると作りやすいです。
例 原文
介護士派遣サービスはじめました
例 改善後
「介護士派遣サービスはじめました」というのは、企業側の一方的な情報発信です。
お客様に「自分に関係がある=自分ごと」と思ってもらうためには「お客様のどんな悩みを解決できるか?」を考えましょう。 このサービスを使うお客様が「どんなことで困っているのかな?」と考えることも大事です。
「痴呆症の親を、自宅でひとりでみるのってツライ」「介護施設まで連れていくのがたいへん」「専門の介護士に直接相談してみたい」などは「介護士派遣サービス」を利用する可能性のあるお客様が抱えている悩みを代弁するキャッチコピーになっています。
お客様が「自分に関係ある=自分ごと」と受け取りやすいキャッチコピーといえます。
例 原文
あなたの実家の片づけ、お掃除します!
例 改善後
- 実家が森⁉ 草ぼうぼうになっていませんか?
- 実家、庭、物置・・・カビ、ゴミ、汚れの心配は?
- 「まさか、空き巣?」と不安になることはありませんか?
故郷を離れ、実家に両親だけが住んでいる人。 または誰も住んでいない実家をもっている人。 そんな人たちにとって、庭の手入れや部屋の掃除など心配なことはたくさんあります。 「あなたの実家の片づけ、お掃除します」とサービスについて、一方的に伝えるではなく、お客様の悩みに寄り添うキャッチコピーを考えましょう。
上記のキャッチコピーなら、実家のこと、両親のことを悩んでいる人が、「そうそう、そういうことで悩んでいたんだよ」と共感できます。 いろいろと相談したくなるようなキャッチコピーです。
唐突に「あなたの実家の片づけ、お掃除します!」と書くよりも「こんなことで困っていませんか?」と呼びかけることによって、安心感や親切な気持ちまでもが伝わります。
お客様の悩み、困りごとに寄り添う気持ちが大事
マイナスのキャッチコピーを書く際は「私たち(当サイト)は、あなたの困っていることや悩んでいることを、しっかりとわかっていますよ」という立ち位置が大事です。
「私たちに任せてくれれば、あなたの悩み、困りごとを解決できます」ということを訴えるようなキャッチコピーを考えましょう。
総括
- 「こんなことで困っている、悩んでいる」という人には、マイナスのキャッチコピーが効果的
- マイナスのキャッチコピーを見ると、お客様は「このWebサイトは、私の悩みをわかってくれている。ここで相談すれば大丈夫」と安心感を覚える
引用「Webライティング 売れる書き方の法則64 ふくだたみこ」
今日はここまでです。
本日のインスタグラム
ユーホルビア トルチラマ この子も先日、植え替えたばかりですが、早速、新芽や花芽が展開してきて、かなり我慢していたのか急に成長しています。
残り短い夏の日を、精一杯生き抜いてほしいです。
デワデワ
Webライティング・43
売れるキャッチコピー ① お客様のハッピーを描こう
インターネットで検索し、何かを買おうとしている人には「もっとハッピーになりたい」というプラスの欲求、または「抱えている悩みを解決したい」とういマイナスの欲求があります。 プラスの欲求を満たすためのキャッチコピーでは「この商品を購入するとこんな未来がまってますよ」とういことを描きましょう。
2大欲求「ハッピーになりたい」「悩みを解決したい」
インターネットで検索して、ものを買う人はどんなタイプの人でしょう。
リアル店舗に行けば、商品を手に取って見ることができます。 店舗の人に質問することもできますし、購入を決めればその場で商品を持ち帰ることができます。
インターネットの場合は、わざわざ検索をしていくつかのWebサイトを見て回り、商品に触れることもできませんし、店員との直接会話も難しいです。 さらに商品を手に入れるためには、到着まで数日間、待たなければなりません。
❢ インターネットで購入するための「強い欲求」とは
みなさんはどんなときに、インターネットで買い物をしますか? 自分にとって必要なものや自分がハッピーなれるものを見つけたとき、また誰かを喜ばせたくて商品を探しているときもあります。 または「あ~困った。この困りごとを解決してくれるものってインターネットで探せるかな」「私の悩み、不安を解決してくれるものってないかしら」というときもインターネットで検索を行うかもしれません。
インターネットでものを購入する行為には、「強い欲求」が必要になります。
強い欲求は、次の2つのタイプに分けらることができます。
● 強い欲求のタイプ
タイプA もっとハッピーになりたい、誰かをハッピーにしたいという欲求
- 本書では「プラスの欲求」と呼びます
タイプB 悩みを解決したい、痛みや苦しみから逃れたぃという欲求
- 本書では「マイナスの欲求」と呼びます
インターネットで買い物をする人が「プラスの欲求」「マイナスの欲求」をもっているのであれば、Webサイトはそれらの欲求を満たすような「プラスのキャッチコピー」と「マイナスのキャッチコピー」を用意しておけばいいということになります。
プラスのキャッチコピーは、お客様が「もっとこうなりたい」「もっとこんなふうになれたら幸せなのに」という気持ちを刺激するように作ります。
例1 プラスのキャッチコピー
- 「歌がうまい」とおもわれるカラオケボックスはここだ!
- 家族みんなが笑顔になれるブライダルプラン
- 集中力がグングンと高まる3色ボールペン
- はやく走れる運動靴
- 営業成績が3倍アップするスマホアプリ活用術
- 毎晩寝るのが楽しみになる布団セット
どのキャッチコピーにも、お客様のハッピー、明るい未来が描かれています。
例えば、会社の飲み会でカラオケに行くことが多い会社員が「歌うまいね」って同僚に言われたいと思っていたら、一番最初のキャッチコピーが響きます。
勉強や仕事に集中できない人には「集中力が・・・」のキャッチコピーが響くでしょう。 本人だけはなく、受験勉強中の子どもをもつ保護者が子どものために三色ボールペンを買うかもしれません。部下たちへのちょっとしたプレゼントに、いつもならお菓子をかっていた管理職が「集中力が高まるボールペン? たまにはお菓子ではなく、文房具を配るのもいいかもしれないな」と思って、三色ボールペンを選ぶ可能性もあります。 「プラスのキャッチコピー」は見る人に「気づき」を与え、購入のきっかけにもなるのです。
「毎晩寝る・・・」は「毎晩寝るのが楽しみになる布団って、どんな布団なんだろう」「きっと、すごくふわふわで、寝心地の良い布団に違いない」という期待感をもたせるコピーになっています。 「国産布団新発売」「こだわりの布団」などというキャッチコピーでは、お客様に使用感まで連想させることはできません。 プラスのキャッチコピーは「お客様がこうなりたい」という気持ちをくすぐるように作りましょう。
プラスのキャッチコピーの作り方
プラスのキャッチコピーは、お客様の視点に立って「この商品やサービスを使うと、どんな自分になれるかな?」と想像してあげると、作りやすいです。
例) 原文
歯がきれいになるホワイトニング
例) 改善後
人前で笑顔になれる「ホワイトニング」
「ホワイトニング」のサービスを紹介するときに「葉がきれいになるホワイトニング」というキャッチコピーでは、当たり前すぎます。 だからといって「ポリリン酸ホワイトニング」とか「歯科医がすすめるホワイトニング」と、特徴を伝えても「自分に関係がある=自分ごと」と思ってもらうことができません。
歯に自信がない人が、いつも笑うときに口元を手で隠しながら笑っていたとします。
「人前で笑顔になれる」つまり「自信をもって笑えるようになれる」というキャッチコピーは、歯に自信がない人にとって自分に関係があること(=自分ごと)になります。
お客様を具体的にイメージして、未来が明るくなるようなプラスのキャッチコピーを作って行きましょう。
例) 原文
ショート丈のマタニティーワンピース
例) 改善後
- ショート丈だから、かわいらしさアップ
- 大きなお腹をスッキリ見せる効果あり!ショート丈マタニティーワンピース
「ショート丈のマタニティーワンピース」というキャッチコピーは、単なる「特徴の説明」です。 「こんな特徴がありますよ」「こんな機能を追加したよ」と売り手側目線のトークを繰り広げていると、お客様はスルー(素通り)していってしまいます。
「マタニティーの女性にとって、どんなハッピーを与えられるか?」と考えましょう。
「ショート丈だからかわいく見えるよ」「大きくなったお腹がすっきり見えるよ」というキャッチコピーは、お客様のハッピーがわかりやすく書かれたキャッチコピーになります。 マタニティーの女性にとって「こうなったら嬉しいだろうな~」ということを想像してあげましょう。
ハッピーを描き、ステキな未来を期待させることが大事
インターネットで何かを買おうとしている人は「強い欲求」をもっています。
強い欲求には、「プラスの欲求」と「マイナスの欲求」の2種類があります。
「プラスの欲求」を刺激するためには「プラスのキャッチコピー」が必要です。
「こうなりたい」「もっとハッピーになりたい」と思って何かを検索しているお客様に、ステキな未来、ハッピーを描くようにキャッチコピーをつくりましょう。
マイナスのキャッチコピーについては、成功法則44で説明します。
総括
- インターネットで買い物をする人には「強い欲求」がある
- 「もっとハッピーになりたい」人には、プラスのキャッチコピーが効果的
- プラスのキャッチコピーを見ると、お客様は自分もそうなれる、なりたいと期待する
引用「Webライティング 売れる書き方の成功法則64 ふくだたみこ」
今日はここまでです。
本日のインスタグラム
青いサボテン ピロソケレウス 金青閣 このサボテンも植え替えが必要になってきてます。 最近は成長がほぼしていません。
植木鉢を探すところから始めなければ、植え替えの時は、是非写真も撮ってブログのコンテンツに追加したいと?考えています。
しかし今日も3000文字オーバー、でもタイピングがかなり上達したおかげで、そんなに時間がかからなかった。 なんか自分の成長がこんなにわかるのが嬉しい、でももう少し熟成しなければ、
デワデワ
Webライティング・42
お客様をつかまえよう!キャッチコピーの設置場所
インターネット上のたくさんのWebサイトのなかから、自社のWebサイトをお客様に選んでもらうためには、一瞬で引き付けるキャッチコピーが必要です。 インターネット上では、自社のWebサイトだけではなく、バナーに掲載するコピー、ボタン上のコピー、メールマガジンの件名等、たくさんの場所でキャッチコピーが必要となります。
ここでは、具体的なキャッチコピーの作り方を解析する前の予備知識として、キャッチコピーの設置場所について説明します。 インターネット上で「お客様に行動してもらいたい場所」には、常にキャッチコピーが必要です。 文章を書くときは、「通常の説明文的な文章」で書くべきか、「キャッチコピー風な文章」で書くべきかを考えながらライティングを行いましょう。
設置場所 ① サービスページの冒頭のキャッチコピー
検索エンジン経由、広告経由、メールマガジン経由、Facebook経由など、自社サイトへの訪問者は、さまざまな入り口からやってきます。 せっかくやってきたお客様に「なんかここ、違うね」と思われて直帰されてしまったら、もったいないです。
お客様には、そのページを最後までスクロールしてもらい、購入、資料請求などの行動(アクション)を起こしてほしいいもの。 第一印象で気に入ってもらうために、冒頭のキャッチコピーでお客様の心をつかむ事が大事です。
設置場所 ② Webサイトへ誘導するためのキャッチコピー
Webサイトの訪問者を増やすために、誘導の元となる場所でもキャッチコピーが必要です。 Webサイトへの訪問者を増やすため、クリックしたくなるようなキャッチコピーを用意しましょう。
❢ 検索エンジンからの誘導を増やそう
「インターネットユーザーの約8割は、検索エンジン経由でWebサイトへに訪問する」
というデータがあります。 SEOを行い、自社サイトの検索順位を上げておくことが大事ですが、検索結果で表示される文章をキャッチコピー風に書くことによって、訪問者を一人でも多く増やす努力をしましょう。 検索結果で表示される文章は、自社サイトの各ページの「titlタグ」と「descriptionタグ」に書き込むことができます。 詳しくは成功法則17を参考してください。
❢ リスティング広告のキャッチコピーを工夫しよう
Webサイトへの集客のために、リスティング広告を利用する場合もあります。
広告はクリックされてこそ価値があるもの。 お客様の興味、関心をひきつけ「もっと見たい」「詳しく知りたい」と思わせることで、クリック率を引き上げることが可能です。 キャッチコピーを工夫して、ひとりでも多くのお客様を自社サイトに誘導しましょう。
❢ Web広告を目立たせよう
Web広告は、広告を受け付けているポータルサイト等に掲載できます。 バナー広告が一般的ですが、1行から数行の文章を掲載するテキスト広告もあります。 バナー広告の場合、画面のデザインや色なども重要ですが。どんなキャッチコピーを載せるかということも、クリック率に影響が出ます。
❢ ソーシャルメディアからは、さりげなく誘導しよう
FacebookやTwitterに代表されるソーシャルメディアに広告を書くことによって、自社サイトへの誘導を増やすことも可能です。 友達同士のコミュニケーションの場所として利用されているソーシャルメディアでは、あまり宣伝色の強いキャッチコピーは敬遠されがちです。 さりげなく自社サイトへ誘導するようなキャッチコピーを心が毛ましょう。
❢ メールマガジン等の各種メールから誘導しよう
メールマガジン、ダイレクトメール、フォローメール等、各種メールにURLを書いておいて、Webサイトへの誘導を行う場合も多いです。 メールの場合、2つのポイントがあります。
1⃣ 開封率
「開封率」は、配信したメールを「読者の何パーセントの人が開封してくれたか」という指標です。 開封率を引き上げるためには、メールの件名の書く方がポイントになります。 お客様のメーラー(メールボックス)のなかで、他のメールに埋もれてしまわないように、メールの件名はキャッチコピーで作りましょう。
メールマガジンは、いかに開封してもらえるかが勝負です。 件名を工夫して、ひとりでも多くの人に開封してもらえるように努力しましょう。
2⃣ クリック率
「クリック率」は、メールの本文中のURLを「読者何パーセントの人がクリックしてくれたか」という指標です。 クリック率を引き上げるためには、URLの直前のコピーの書き方がポイントになります。 読者がメールを読み進めいて「なんとなく、ぼんやり読み進む」のではなく、メールの途中でも気になって「ん?なんだろうこれ。この続きがもっと見たい」と思わせるようなキャッチコピーを作りましょう。
メールマガジンの本文は、いかにURLをクリックしてもらうかが勝負です。
URL直前のコピーを工夫して、ひとりでも多くの人をWebサイトに誘導しましょう。
インターネット上では、たくさんのキャッチコピーが必要
インターネットでビジネスを行う場合、さまざまな場面でキャッチコピーが必要になります。 メディアの特徴、掲載場所に訪問する人の属性等に合わせてキャッチコピーを作りましょう。 次のページから、キャッチコピーの作り方を説明します。
総括
- インターネット上では、キャッチコピーが必要な場所がたくさんある
- サイト訪問者を逃さず、ページを最後まで読んでもらえるように、ページの冒頭のキャッチコピーを工夫しよう
- 多くのお客様をWebサイトへ誘導するため、広告やメールマガジンの件名等のキャッチコピーも工夫しよう
引用「Webライティング 売れる書き方の成功法則64 ふくだたみこ」
今日はここまでです。