スカタン通信

日々是々

Webライティング・42

お客様をつかまえよう!キャッチコピーの設置場所

 

インターネット上のたくさんのWebサイトのなかから、自社のWebサイトをお客様に選んでもらうためには、一瞬で引き付けるキャッチコピーが必要です。 インターネット上では、自社のWebサイトだけではなく、バナーに掲載するコピー、ボタン上のコピー、メールマガジンの件名等、たくさんの場所でキャッチコピーが必要となります。

 

ここでは、具体的なキャッチコピーの作り方を解析する前の予備知識として、キャッチコピーの設置場所について説明します。 インターネット上で「お客様に行動してもらいたい場所」には、常にキャッチコピーが必要です。 文章を書くときは、「通常の説明文的な文章」で書くべきか、「キャッチコピー風な文章」で書くべきかを考えながらライティングを行いましょう。

 

設置場所 ① サービスページの冒頭のキャッチコピー

 

検索エンジン経由、広告経由、メールマガジン経由、Facebook経由など、自社サイトへの訪問者は、さまざまな入り口からやってきます。 せっかくやってきたお客様に「なんかここ、違うね」と思われて直帰されてしまったら、もったいないです。

お客様には、そのページを最後までスクロールしてもらい、購入、資料請求などの行動(アクション)を起こしてほしいいもの。 第一印象で気に入ってもらうために、冒頭のキャッチコピーでお客様の心をつかむ事が大事です。

 

設置場所 ② Webサイトへ誘導するためのキャッチコピー

 

Webサイトの訪問者を増やすために、誘導の元となる場所でもキャッチコピーが必要です。 Webサイトへの訪問者を増やすため、クリックしたくなるようなキャッチコピーを用意しましょう。

 

❢ 検索エンジンからの誘導を増やそう

 

「インターネットユーザーの約8割は、検索エンジン経由でWebサイトへに訪問する」

というデータがあります。 SEOを行い、自社サイトの検索順位を上げておくことが大事ですが、検索結果で表示される文章をキャッチコピー風に書くことによって、訪問者を一人でも多く増やす努力をしましょう。 検索結果で表示される文章は、自社サイトの各ページの「titlタグ」と「descriptionタグ」に書き込むことができます。 詳しくは成功法則17を参考してください。

 

❢ リスティング広告のキャッチコピーを工夫しよう

 

Webサイトへの集客のために、リスティング広告を利用する場合もあります。

広告はクリックされてこそ価値があるもの。 お客様の興味、関心をひきつけ「もっと見たい」「詳しく知りたい」と思わせることで、クリック率を引き上げることが可能です。 キャッチコピーを工夫して、ひとりでも多くのお客様を自社サイトに誘導しましょう。

 

❢ Web広告を目立たせよう

 

Web広告は、広告を受け付けているポータルサイト等に掲載できます。 バナー広告が一般的ですが、1行から数行の文章を掲載するテキスト広告もあります。 バナー広告の場合、画面のデザインや色なども重要ですが。どんなキャッチコピーを載せるかということも、クリック率に影響が出ます。

 

❢ ソーシャルメディアからは、さりげなく誘導しよう

 

FacebookTwitterに代表されるソーシャルメディアに広告を書くことによって、自社サイトへの誘導を増やすことも可能です。 友達同士のコミュニケーションの場所として利用されているソーシャルメディアでは、あまり宣伝色の強いキャッチコピーは敬遠されがちです。 さりげなく自社サイトへ誘導するようなキャッチコピーを心が毛ましょう。

 

❢ メールマガジン等の各種メールから誘導しよう

 

メールマガジン、ダイレクトメール、フォローメール等、各種メールにURLを書いておいて、Webサイトへの誘導を行う場合も多いです。 メールの場合、2つのポイントがあります。

 

1⃣ 開封

開封率」は、配信したメールを「読者の何パーセントの人が開封してくれたか」という指標です。 開封率を引き上げるためには、メールの件名の書く方がポイントになります。 お客様のメーラー(メールボックス)のなかで、他のメールに埋もれてしまわないように、メールの件名はキャッチコピーで作りましょう。

メールマガジンは、いかに開封してもらえるかが勝負です。 件名を工夫して、ひとりでも多くの人に開封してもらえるように努力しましょう。

 

2⃣ クリック率

「クリック率」は、メールの本文中のURLを「読者何パーセントの人がクリックしてくれたか」という指標です。 クリック率を引き上げるためには、URLの直前のコピーの書き方がポイントになります。 読者がメールを読み進めいて「なんとなく、ぼんやり読み進む」のではなく、メールの途中でも気になって「ん?なんだろうこれ。この続きがもっと見たい」と思わせるようなキャッチコピーを作りましょう。

メールマガジンの本文は、いかにURLをクリックしてもらうかが勝負です。

URL直前のコピーを工夫して、ひとりでも多くの人をWebサイトに誘導しましょう。

 

インターネット上では、たくさんのキャッチコピーが必要

 

インターネットでビジネスを行う場合、さまざまな場面でキャッチコピーが必要になります。 メディアの特徴、掲載場所に訪問する人の属性等に合わせてキャッチコピーを作りましょう。 次のページから、キャッチコピーの作り方を説明します。

 

総括

  1. インターネット上では、キャッチコピーが必要な場所がたくさんある
  2. サイト訪問者を逃さず、ページを最後まで読んでもらえるように、ページの冒頭のキャッチコピーを工夫しよう
  3. 多くのお客様をWebサイトへ誘導するため、広告やメールマガジンの件名等のキャッチコピーも工夫しよう

 

引用「Webライティング 売れる書き方の成功法則64 ふくだたみこ」

 

今日はここまでです。

 

 

 

 

 

 

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