Webライティング・23
一文一義のルールで書く
解かりにくい文章の原因の一つに「一文が長い」「一文が複雑な構成になっている」という点があります。
一つの文にあれもこれもと詰め込まずに、シンプルな文を書くように心がけましょう。
シンプルで解かり易い文を書く方法として「一文一義のルール」は、わかりやすい文章を書くための最重要ルールです。
一文一義のルールとは?
解かり易い文章を書くために最重要ルールは、「一文一義のルール」です。
「一文一義」とは、「ひとつの文では、たったひとつの事だけを書く」というルールです。
「長い文」「短い文」のメリット・デメリット
解かり易い文章を書くためには、「一文一義のルール」を守って書くことが大事です。
ただし、「一文一義のルール」はすべての文章で効果的ということではありません。
短い文が続くと簡素で解かり易い一方、冷たい印象を与えてしまうケースもあります。
ターゲットや文章の目的によっては、長めの文が好まれることもあります。
例えば、小説のような文章は「解かり易く伝えたい」場面もあれば、複雑な表現やどちらともとれるような文章を書いて、読者に想像させたり、考えさせたりするケースです。
複雑な文章構成にして、格式高さを演出することもあります。
複雑な文章構成の「長い文」と、シンプルな文章構成の「短い文」(一文一義のルール)では、以下のような印象の違いがあります。
「長い文」「短い文」のメリット・デメリットを理解して、使い分けるようにしましょう。
「長い文」「短い文」のメリット・デメリット
メリット
長い文
- 複雑な文章構成になるので格式高く感じる
- 情緒的な印象・大人っぽい文書に感じる
- やわらかい印象、優しい印象
短い文
- シンプルな文になるのでわかりやすい
- スピード感が出る
- 簡素
デメリット
長い文
- 複雑でわかりにくくなる
短い文
- 冷たい印象
- 断定的、高圧的
- 幼い文章に感じる
文が長くなってしまう原因は?
国語の授業で習ったかと思いますが、文には3つタイプがあります。
単文、重文、複文です。
- 単文、重文、複文の違い
【単分】主語と述語が、1組だけ、入っている文
例)私が、A社の提案書を作りました。
- 主語
- 述語
【重文】主語と述語の関係が複数あり、並列に並んでいる文
例)私がライティングを担当し、山本がデザインを担当します
- 主語
- 述語
【複文】主語・述語の関係が複数あり、その関係が並列でない場合または、主語・述語の関係が複数あり、その一方が他方に含まれる文
例)私は、山本さんがデザインを担当することになったと聞きました
- 主語
- 述語
「一文一義のルールで書く」という事は、「単文で書く」という意味です。
重文、複文は、「主語、述語」の関係が複数入っている複雑な文章構成になってきます。
解かり易い文を書こうと思ったら、「単文」で書くことを心掛けてください。
総括
- 「一文一義のルール」は解かり易い文を書くための鉄則です
- 「ひとつの文で、たったひとつのことだけを伝える」ように、単文で書くことを心掛けよう
- 長い文、短い文のメリット、デメリットを知って書き分けよう
- 単文、重文、複文の違いを理解しよう
今日は、ここまでです。
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まだ、発根していませんが、かなり、しっかりしています。
日曜日には、沢山の植え替えを待っている植物がおります。
頑張って、植え替えします。
デワデワ